
私は外見至上主義です。
外見が良ければどんな場面でも得をする事が多いと自分の経験上そう確信しています。
私は以前このようなツイートをしました。
何を言おうと美人は得なのですよ。外見より内面が大事と言うけどブスだと内面すら見てくれない。美人は3日で飽きると言うけどブスは初めから見向きもされない。美人は皆努力してるとよく言うけどその言葉事態ブスを侮辱してるよね。だって努力してるブスもいるんだから。私は綺麗事が大嫌い。
ブスより美人の方が良いに決まっている。ずっとずっとそう思って今に至ります。というのも私は元クソブスであり、それ故に嫌な経験を沢山受けてきたからです。
さて、何事も外見重視と公言するのは許されないこの世の風潮において、「美人の正体」という本は人間誰しも本能的に外見を重視しているという真実を見事はっきりと言い切っています。
美人にみられる条件について心理学と本能の観点から解説されているので大変参考になっており、これを読んだ私は今よりもっともっと、更に綺麗になる努力をしなくちゃいけない、と改めて奮い立たされました。
女性なら誰しも美しくいたいもの。この本を読む事で美人の正体を良く理解する事ができ、自身の美容へのヒントとなる事でしょう。
という訳で「美人の正体」の要約と感想文をまとめましたので参考にどうぞ。
結論だけ知りたい人用のまとめ
- 美人は得
- 美人は性格が良いと思われるし能力も評価されやすい
- 容貌ゆえの玉の輿は現代の日本では困難。知性と勤勉さが必要
- 長期的関係性においては性格と知性が重要視される
- 平均顔、左右対称顔、幼型顔、口が大きいと魅力が向上する
- ウエストにくびれがあり、胸が大きいと魅力が向上する
「美人の正体」とは
「美人の正体」は法政大学文学部心理学科教授が書いた書籍。
外見的魅力について自論ではなく全て研究結果など根拠をベースとして解説されています。恋愛と人生の勝ち組の秘密を定説だけではなく最新科学の研究結果と共に解明している良本です。
美人になりたい、恋愛を成功させたい、そんな方には是非読んでいただきたい。
美人の正体の要約
「美人の正体」は下記の10章で構成されています。
殆どが外見的魅力についての解説ですが、最後の章は容姿に自信がない人を慰めてくれるような内容となっています。
といってもこれは取って付けたようなものにしか受け取れない私がいます。よって人によっては一読すると落ち込む可能性もあります事を予めお伝え致します。
- 恋愛において外見はどのくらい重要なのか
- 美人は性格が良いのか悪いのか
- 美人は頭が良いのか悪いのか
- 美人・ハンサムとは何か
- スーパー平均顔よりも美人な顔とは
- 魅力的なからだとは
- 魅力ある男性とは何か
- マッチョで男らしい男がモテる条件
- なぜ恋人同士は似ているのか
- 美人・ハンサムじゃなくても大丈夫!
これは!!と思う箇所だけ要点を下記にまとめましたので是非参考にして下さい。
結局、性格より外見!
「人は性格」とはいうものの結局「人は外見」で判断されています。
顔と性格、どちらが重要視されているかについてミネソタ大学の研究者であるウォルスターらの研究データを軸にその他追試、実験の結果からそう結論されています。
残念な事に性格、知性といった内面的な要因よりも容姿が優れている方が大きな影響を持つ事が分かっているのです。
出会いパーティーでの実験結果よりその点を証拠づけていました。性格などは時間と共にじわじわと魅力に影響してくるもの。つまり人の内面なんてたったの30分から数時間の間では分かりません。よって、「利用可能な情報が限られているから顔が重要になるんだ」とマテスは仮説を立てています。
ただ彼は何度かデートを行わせていけば外見的魅力の影響は小さくなり性格などの要因の方が大きくなると予想していたのですが、皮肉にもその予想通りとはならず、結局魅力的な外見の人はそうでない人よりも印象は良く、両者の差は消失しなかったようです。
実験の結果により、外見の効果が少なくとも5回のデートの間では持続する、と結論づけています。

美人は得する事が多い
美人は何かしら得する事が多い、これも実験結果より分かっています。
どういう意味で得をするのかについては下記の通りです。
- 性格が良いと思われやすい(ていうか、性格良い人が実際に多い。美人は性格が良いと期待されており、実際そのように育っていった、というのが大きな要因※。)
- 頭が良いし、能力があると思われやすい(実際に多い。要因は上記と同じ。)
- 全ての能力を評価されやすい
※ピグマリオン効果
皮肉にも外見の良い人は内面的な部分も評価されやすいという事です。性格も能力も才能も全て。だから美人は得なのです。

美人にみられる条件
では一体どうしたら美人に近づけられるのでしょうか。
美人にみられる容姿の条件について本能の観点から詳しく解説されていました。ここでは簡潔に列挙しますので、美容整形なりメイクなりセルフケア等で可能な限り近づける努力をしてみると良いでしょう。とはいえ個性も大切にすることもお忘れなく。
- 平均顔(単純接触効果によるもの。平均から大きくずれると有害な事の方が多い突然変異のシグナルになる為マイナスとなる。)
- 左右対称顔(非対称だと何らかの問題がある、という認識になる為。脳障害や外傷などが良い例。よって対称の方が健康的=魅力的、という事になる。)
- お肌すべすべ(言わずもがなですね。)
- 目が大きく顔下半分が短い幼型化の顔だち(若い個体を選択した方が生涯産むことが出来る子供の数が多くなるから。)
- 口元が大きい(幼型化とは独立した要因。笑顔による魅力増進効果によるもの。)
- ウエストがくびれている(くびれを示すWHRが0.7位が良い。くびれは妊娠しやすさのシグナルとなっているから。)
- BMIは15~20(スリムであればあるほど年齢が低く評価される為。とはいえ痩せ過ぎは魅力が下がる。)
- 大きいバスト(ウエスト同様妊娠のしやすさのシグナルとなる為。また、子育て能力があると認識される。)
これらの魅力を左右している原因として、生物学的な理由、要は生殖力のシグナルになっているなどの原因があるのではないかと述べられていました。

美人じゃなくても大丈夫
章の最後は自分の容姿に自信がない方でも安心できるような内容となっていましたが、どうも取って付けたような印象でしたねww
恋愛関係については容貌が決定的な要因にはならない、というのは確かなようです。
確かに美人は評価されやすくモテます。しかし長期的関係性においては外見よりも性格や知性が重要視されるようです。加えて言うと、現代の日本では美貌ゆえの玉の輿は難しいが知性と勤勉さを有する人の方が玉の輿に乗りやすいようです。
外見が優れていなくても十分に幸せな恋愛は可能だと締めくくられていました。

読んだ感想
「美人の正体」は人が公に言ってはいけない事、つまり「性格より顔。容姿が良ければ得をする」という事実を研究結果からはっきりと述べています。はい、結局外見なのですよ。
ブスか美人、どちらになりたい?と聞かれれば絶対美人を皆選ぶでしょうし、男性陣に美人とブスどちらが良いか質問すると絶対美人を皆選ぶでしょう。
外見至上主義は時に忌み嫌われたりするものですが、それは違うんじゃないかなと私は思います。本に書かれているように子孫繁栄という本能からお相手を無意識のうちに選別しているのですから。

例えば女性なら結婚相手の条件の1つとして経済的に安定しているかどうかがあると思いますが、これは家族を守ってくれるか、昔で言うと猪を狩ってくれるか、という事と一緒なのであって本能なのですよ。
ですから美人と結婚したい、金持ちと結婚したい、と思うのは至極普通の事ですからそのような事を公言した人を批判するのは間違いです。
とはいえ、自分は美人じゃないからといって諦めるのは勿体ない。嬉しい事にこの本では美人にみられる条件について述べられていました。それを参考に日々自分磨きい精を出したいものです。
一読してなんだか心がスッキリとしました。見事美人が得だと言い切ってくれてましたから。
あ、つい自分の考えばかり言って本の感想言ってないですね。解説も研究結果も図と表を上手に使い分かりやすく説明してあったのでスルスルと頭に入り理解しやすかったです。
さいごに
何度も言いますが美人は得です。
人は結局外見から入る生き物なので、自分で出来る範囲からで良いので綺麗になる為の努力をしたいものです。それは人の為ではなく自分の為です。
人は綺麗になると自分に自信がつき自己肯定感が上がります。するとスキンケアや歯、爪、髪といったパーツケアもどんどん楽しくなっていきます。メイク、ファッションも更に好きになるでしょう。そして今度は自分磨きの為に美しい所作や言葉使いを学びたくなり、英語やワインなどの教養を身に着け更に自己投資をするようになっていく事と思います。私がそうでした(まだブスだけど)。
綺麗になる事は様々な分野への挑戦とやる気を押してくれるものだと思っています。
この本を読んで更に美意識があがり、結果として自己投資へのきっかけとなれば良いなと思います。
ー今日は以上です。