ニキビ跡の治し方

セルフダーマペンのやり方を医療現場のマニュアルを基に解説

2021年3月25日

セルフダーマペンのやり方を医療現場のマニュアルを基に解説

 

こんにちは。元美容外科カウンセラーのちゅる美です。

ニキビ跡クレーターに悩んでいる方にとってダーマペンの存在はとても心強いものです。

しかしクリニックで行うと高額なので、通販でダーマペンを購入しセルフで行う方が増えてきています。

中には正しい使い方をせず返って肌を傷めてしまっている方もいるそうで、動画サイトを見てみると一部の方ではありますが無茶苦茶なやり方をしていると思う事が度々あります。

そこで、メーカーの施術マニュアルやダーマペン4の会社であるDermapenWorld社のサイトを調べ、ダーマペン4のやり方を分かりやすく解説しましたので、機械は違えどセルフ派の方の参考になればと思います。

※私はセルフダーマペンについては非推奨です。なぜなら現段階ではセルフ機器の安全性の確証が得られていないからです。

 

セルフダーマペンのやり方を医療現場のマニュアルを基に解説

マニュアルはPDFデータとして持っています。お見せできないので残念ながら文章のみで解説いたします。

 

ダーマペン4 ニードルの深度調節

針を刺す深さは下記の通り。その人の皮膚の厚みや部位で深度を変えます。

穿刺深度は25段階、速度は5段階で調節可能。深度3㎜の設定にするとSTモードと表示され、最も遅い速度となり速度調節はできません。

 

部位別の深度範囲:皮膚の厚さによる分類

部位 薄い皮膚 厚い皮膚
0.3~0.5㎜ 0.5㎜
眉間 0.3~0.5㎜ 0.5㎜
0.3㎜ 0.5~0.8㎜
頬骨 0.5㎜ 0.5~0.8㎜
0.5~1.0㎜ 0.8~2.5㎜
唇周囲 0.3~0.8㎜ 0.5~0.8㎜
ストレッチマーク 1.5~2.0㎜ 1.5~3.0㎜
瘢痕 1.0~1.2㎜ 1.2~1.5㎜
STモード (瘢痕治療) ST(3.0㎜) ST(3.0㎜)
ヴェルベットスキン(ダーマ+PRX-T33) 0.2㎜(場合により0.5㎜程度まで。出血させない範囲で。)

 

 

皮膚が薄いのか厚いのよく分からない方はこちらのの表を参考にして下さい。

 

部位別の深度範囲:標準

0.3~0.5㎜
眉間 0.3~0.5㎜
0.5~1.0㎜
頬骨 0.5~0.8㎜
0.5~2.5㎜
唇周囲 0.3~0.5㎜
瘢痕、ストレッチマーク 1.5~3.0㎜(ST)

 

※眼周囲の敏感な皮膚への施術は推奨されていません。

 

目的別での狙う皮膚層

気になる症状に合わせた狙うべき皮膚の層は下記の通り。

目的別での穿刺深度については記載がありませんでした。表皮は0.2㎜、真皮は2.0㎜ほどの厚さと言われていますので参考までに。

 

狙う皮膚層 施術目的 出血具合
表皮 美白
色素沈着
ニキビ
毛孔性苔癬
ほぼ無い
(あっても点状出血)
真皮 ハリ・毛穴
若返り
ニキビ跡・瘢痕
ストレッチマーク
脱毛症
点状出血
皮下組織 白いストレッチマーク
白い肥厚性瘢痕
点状出血・流血

 

 

ダーマペンの施術の手順

ダーマペンの手順は下記の通りです。

ニードル、機器、手、顔など必ず清潔にし消毒してから行ってください。これを怠ると炎症、化膿、色素沈着を招く事があります。

 

①洗浄

①クレンジング、洗顔を行う。

②より高い効果を望む際は、洗顔後角質除去剤で軽くピーリングしておくと良い。

③クロルヘキシジン(ヒビテン、ヘキザック等)などの消毒薬で皮膚を消毒する。

除痛をはかりたい際は適宜麻酔クリームを使用して下さい。その際はラップをしてODTすると効果的です。麻酔クリームを拭き取った後は再度消毒します。

 

②施術

①施術部位を額、顎、頬、目周囲、鼻、唇周囲の6か所に分け、各部位を行うごとに浸透させたい薬剤を塗布する。この際注射器を用いるとやりやすいが、セルフの場合はスポイト等あるもので代用して下さい。

②片方の手で施術部位の皮膚をピンと張った状態に保持しておく。

③縦→横→斜め→逆斜め方向に動かす。皮膚に押し付けてはいけない。この時、不要な穿刺を避けるためにジグザグにならないよう一定方向に動かす事。額、頬なら下から上へ一定方向。顎なら上から下へ一定方向。

※円を描く動作による施術は推奨されていませんのでご注意下さい。

 

ちゅる美から一言

ダーマペン4のマニュアル、また、ダーマペン本社の動画見ると、必ず一定方向に縦、横、斜め、逆斜め」と動かしています。また、円を描く事は推奨されていません。しかし色んなクリニックの動画を見ると一部守られていないクリニックがある事が確認されました。あえて非推奨の動かし方をする意図は分かりかねます。ただの施術者の間違いなのか、はたまたこっちの方が効果的だからという独断なのか…分かりません。

 

 

③施術直後

①生理食塩水に浸した滅菌ガーゼで施術部位を拭く、或いは、シートマスク(マニュアルではダーマペン専用の製品)を貼付する。シートマスクは傷の治癒を促す成長因子入りがおすすめです。

②ビタミンやミネラルを有効成分とする製品を塗布する。しかし高濃度のビタミンC製剤は傷に沁みる事があるのでご注意下さい。

 

最大限の効果を得るためには、ダーマペン4による浅部の施術を2~4週間おきに、深部の施術を6~8週間おきに繰り返す事を推奨しています。目安として4~8回の施術が必要(希望する施術内容によるが)だそうです。

 

ちゅる美から一言

ニキビ跡が深い方は9、10回では足らない思って下さい。そもそも完璧にクレーターを綺麗に治す事は不可能です。というのも、クレーターの種類の一つであるローリング型は繊維によって下に引っ張られており、この繊維を横から切断しない限り癒着が解けないからです。

 

 

併用できる製品

ダーマペン4による施術との併用で相乗効果が得られる製品は下記の通りです。

  • 皮膚注入用に設計された、皮膚注入に適した製剤
  • コラーゲン、エラスチンを刺激させ、細胞の再生を促す成分。ヒアルロン酸、成長因子、銅ペプチド、レチンアルデビド、パンテノール、ナイアシンアミド、レスベラトロール、色素沈着抑制剤など。

 

ちゅる美から一言

薬剤などの消耗品に関してはマニュアルによるとダーマペンオリジナルの製品が多いです。また、少し高めのアムニオジェニクスのような他社の製剤も推奨されていました。「ダーマペン4の薬剤の種類についてのまとめ」の記事でお勧めされている製剤についてまとめていますので参考にして下さい。セルフで行う際は医療機関用の製剤を手に入れるのが難しい為、成長因子美容液と高い保湿力を有する製品などを使うと良いかと思います。

 

 

まとめ:セルフダーマペンを成功させるコツ

セルフダーマペンの動かし方をまとめると、

  • 皮膚を伸ばしたままで
  • 決して圧をかけず
  • 一定方向に縦、横、斜め、逆斜めにスライドさせる
  • 決してジグザグ、円を描いたりしない

あとはやり過ぎない、消毒を徹底する、施術後は保湿と紫外線対策の徹底、をしっかり守る事。きちんと守ればリスクは減るかと思います。

 

先述しましたが、私は現段階においてはセルフダーマペンは非推奨です。セルフでやるならダーマローラー一択です。どうしてもペンを希望される方は医療機関で施術してもらう事をお勧めします。

今回、セルフで間違ったやり方を行っている方が多く見受けられた為あえてやり方を解説したまでです。

 

ー以上です。

 

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ちゅる美

ちゅる美

水野ちえ美(ちゅる美) 日本エステティック業協会認定エステティシャン 【経歴】美顔、痩身、脱毛エステサロン勤務▶美容整形外科クリニックにて美容カウンセラー▶美容ライター

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