制汗剤

デトランスα(パースピレックス)は体に悪い?制汗剤の危険性とは

デトランスα(パースピレックス)は体に悪い?徹底検証と対策法

 

こんにちは、元わきがのちゅる美(@tyurumi3)です。

わきが、多汗症の対策として制汗剤「デトランスα(パースピレックス)」は効果がずば抜けて高く人気の制汗剤として有名ですね。私も実際に使った事がありますが、ピタッと怖いくらい汗が止まって臭いが無くなりましたから、制汗剤と言えばコレ一択という位おすすめです。

一方、効果は高いけど体に悪いという声も多く見受けられます。副作用を起こす方が確率的に高いので悪影響なんじゃないかと疑ってしまうのも無理はありません。

デトランスα(パースピレックス)は本当に体に悪いのでしょうか?その疑問について徹底的に検証してみました。とはいえこれは制汗剤全般に言える内容となっています。

私は元美容クリニック勤務の経歴があり実際にデトランスα(パースピレックス)を取り扱っていました。その知識に加え、医学情報誌、医師の見解などを徹底的に調べた上で表題についてお伝えいたします。

結論を先に言うと、デトランスα(パースピレックス)は正しく使えば体に悪くはありません

 

ちゅる美

ちゅる美(@tyurumi3)

有資格エステティシャン、美容クリニックカウンセラーの経歴があり長年美容に携わってきました。わきがに悩んでおり一度手術をするも再発。再度手術を行い、今ではわきがに悩まされず快適な生活を送っています。自身の体験や知識を元に美容情報を発信中。

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デトランスα(パースピレックス)で噂されている危険性とは

デトランスα、パースピレックス

 

デトランスα(パースピレックス)の有効成分は「塩化アルミニウム」。

汗の水分に反応する事で塊を形成。それが蓋となって汗が出るのを物理的に防いでくれます。アポクリン線の分泌物を餌としてる常在菌がこれを分解することでわきが特有の不快なニオイを発生させるので、汗自体を止めてしまえばニオイも軽減します。これがデトランスα(パースピレックス)の作用機序です。

この有効成分である塩化アルミニウムがどうも悪物だという意見があり、また汗を止めてしまう事自体が体にとって良くないのではっと言われているわけです

体に悪いと噂されている内容は下記の通り。

 

  • 体温調節が出来ず熱中症になる
  • わきがが余計悪化する
  • 乳がん、アルツハイマーになる
  • 皮膚が荒れる、かゆい

 

体に悪いと思っている方の意見を併せてみていきましょう。

↓↓

 

制汗剤が体に悪い派の意見

皮膚に炎症や傷があるときに、その付近に制汗剤を塗布することで体内に塩化アルミニウムが入り、悪影響を及ぼす可能性が高まる。

制汗剤は、本来体が汗腺から排出しようとしている汗を止めるわけで、汗に含まれる汚れや不要物質といった老廃物を体内にとどめることになり、体臭が強まる可能性がある。

引用元:Business Journal

It has been suggested recently that underarm cosmetics might be a cause of breast cancer, because these cosmetics contain a variety of chemicals that are applied frequently to an area directly adjacent to the breast.

引用元:onlinelibrary wiley

 

塩化アルミニウムは化学物質だから肌への刺激肌荒れの原因になり、場合によっては健康上の不調をきたす事もあるという主張です。

これにはアルツハイマーガンといった深刻な問題も含まれており、制汗剤の成分が女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用をすることから乳がんリスクが上がるとも報告されています。

汗を出すという人間の排出器官を妨げる事により余計悪臭を放つようになるという事も問題視されていますし、体温調整できないことで熱中症リスクも高まるのではと懸念されています。

 

私の個人的な意見

私の個人的な意見としては、デトランスα(パースピレックス)は副作用はあるものの体に悪い物とは思っていません。もし悪い物でしたらクリニックで取り扱う事はまずないかと思うからです。

また、実際にわきがや多汗症で病院を受診をすると、自費ではありますが塩化アルミニウム溶液を処方してくれることがありますし、日本皮膚科学会でも推奨されています。

 

従来の治療法に関して原発性局所多汗症診療ガイドラインではエビデンスレベルにもとずいて、診療アルゴリズムが作られております。それによると塩化アルミニウムの単純外用/密封療法は手のひら、足の裏に対して第1選択で、腋窩については単純外用で有効です

引用元:【日本皮膚科学会】皮膚科Q&A

 

そもそも塩化アルミニウムはミョウバンと同じく昔からわきが、多汗症で用いられてきた歴史がありますし、海外の制汗剤ではよく用いられています。

デトランスα(パースピレックス)は医療先進国であるデンマークで開発された製品という事もあり、信頼性と安全性が保障されているから市場に出回っているのだと私は考えます。

また、「発がん性物質」とよく悪者扱いされている成分はいくらでもあり、それらはシャンプー、化粧品、洗剤など身近な日用品にもほとんど使われていますから制汗剤のみ問題視するのはいかがなものかと。

言い出したらキリが無いのでは?

 

「体に悪い」という意見の信ぴょう性と対策法

付箋

 

それでは制汗剤で問題視されている内容の信ぴょう性を調べていきたいと思います。そしてそれに対する対策法も併せてご紹介します。

 

体温調節が出来ず熱中症になる

人は汗をかくことで体温を調節します。ですから全身に制汗剤を塗ったら言わずもがな、熱中症のリスクは高まります。

しかし脇の汗を抑えるくらいでは全く問題ありません。脇は汗をかいても熱がこもる場所であり体温を下げる効果がないからです。

また、脇汗は体全体でみるとほんのわずかな量ですからここの汗を抑えたからと言って全身に熱がこもることはまず考えられないでしょう。

 

脇汗は体温調節のために必要と考えられてきましたが、実は、両脇で塞がれているため汗が蒸発しにくく、もともと体温調節にあまり影響がありません。さらに脇の汗は、体温よりも精神的な理由による発汗のために多汗になっている人が多いことから、脇汗は止めてもよいと考えられます。脇汗は、体全体から出る汗のわずか1%

引用元:Ban公式HP

 

私は過去何度も制汗剤を使用してきましたし、実際にわきが手術をしているので汗は全く出ない状態です。

ですが熱中症になりかけるという事は今まで一度も起きませんでしたし体温調節が出来てないと感じる事はなく、生活になんら支障をきたしていません。

 

まとめ

制汗剤は脇汗、足、手と部分的に使う分には全然問題ない。
全身に塗りたくるのは止めましょう。

 

わきがが余計悪化する

制汗剤は発汗を物理的に止める事で老廃物を体内に閉じ込めてしまい、結果さらにニオイが強くなると言われています。また、元々皮膚に存在している常在菌の数が減ることで悪い菌の増殖を抑えられず、更にニオイが増すとも。

 

時に3つも4つも複数のデオドラント剤を持ち歩いて重ね塗りをしている人がいますが、過ぎたるは及ばざるがごとしです。皮膚の細菌をすべて殺してしまい、滅菌状態になると、より強い細菌や真菌が繁殖して、もっと強いニオイになることもあります。

引用元:五味クリニック

 

この理屈は確かにその通りだと思います。抗生物質みたいなものですね。元々はそこまで臭くなかったのに制汗剤使うようになったら余計臭くなったという知人が実際にいました。

ニオイを気にしすぎるあまりしょっちゅう制汗剤を付けたり何種類も併用したりしていたので、おそらくそれが引き金なんじゃないかと思います。

過剰なまでの制汗剤使用が臭い悪化につながるので、普通に使っている分には大丈夫だと私は思います

 

汗腺を塞ぐことによるニオイ悪化の件ですが、確かに汚れが溜まってきたのを私は感じましたね。毛穴が黒っぽくなりました。ただニオイがきつくなった事はありませんでした。

ボディーソープできちんと洗えば汚れは気にならなくなったので、そこまで問題視する事では無いと思います、個人的には。

 

まとめ

過度な制汗剤の使用は臭いが強くなる場合がある。
何種類も過剰に使用せず、たまに休ませることも大切。

 

乳がん、アルツハイマーになる

デトランスα(パースピレックス)といった強力な制汗剤に配合されている塩化アルミニウムは、地球上に沢山存在しているミネラルの一つです。

しかし、鉛や水銀と同じように有害重金属として扱われており、体内に蓄積する事で健康上のリスクが高まると言われています。

神経組織を破壊する毒性によってアルツハイマーになりやすかったり、脇の周りに張り巡らされたリンパ腺を介して乳腺に侵入する為乳がん発症の危険性も一部では懸念されています。

これに関して色んな意見がありました。

 

アルミニウムとアルツハイマー病(AD)の因果関係について,アルミニウムが発症に関与するかいまだ議論の余地がある上に,現在まで皮膚に塩化アルミニウムを外用することでの因果関係を報告された論文はない

引用元:日本皮膚科学会

「最近になりこのアルミニウムが乳がんになるとネットで見かけ心配」⇒都市伝説です。気にしないようにしましょう。

引用元:乳がんプラザ

化粧品配合量および通常使用下において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

引用元:化粧品成分オンライン

 

つまり、今のところ根拠は無いし因果関係もないという訳です。

こればかりはハッキリと「乳がんになりません!アルツハイマーになりません!」とは断定できないですね。何も塩化アルミニウムのみならず、他の様々な成分にだって将来新たに危険性が証明される可能性だってありますから。

 

ちゅる美
昔、体力亢進として「ヒロポン錠」(覚せい剤)が薬局で買える時代があったし、白粉として鉛白が使われていました。今となってはアホですが、そういう可能性が今後は無いとは言い切れません。

 

ただ!!アルミニウムというのは野菜、穀物、畜産物、そして水にも含まれており、私たちは何気に体内に取り入れているのをご存知でしょうか

調理器具、空気中からも体内に入ってきているので避けようもない環境なのです。

皮膚に塗るよりも口にして直接体内に入れた方が危険度はぐっと増すでしょう。

それらを総合的に考えると、私は制汗剤における塩化アルミニウムは使っても問題はないと考えます

 

まとめ

制汗剤の塩化アルミニウムにおける健康上のリスクは現段階では根拠がない。
知らずに皆体内に取り入れている。
気になる人はアルミニウムフリーを使えば良いでしょう。

 

皮膚が荒れる、かゆい

デトランスα(パースピレックス)を使った私は確かに肌が荒れましたし、実際に痒くなったという方がいるのも事実。

特に元々肌の弱い方やアトピー肌、そしてレーザー脱毛やカミソリで剃毛した後の肌に塗ると肌荒れしやすく痒みもでます。

 

塩化アルミニウム液を外用すると、かぶれることがございます。…お肌に合わない方は、残念ながら使用継続は困難ですので中止してください。濃度が高くてかぶれてしまう方は、水道水で半分に薄めた上で使用していただけると大丈夫になることもございます。

引用元:翠(みどり)皮膚科

 

このような副作用に対しては、水で薄めて濃度を低くしたり、塗る前の肌コンディションを良くする等の工夫で収まる事が多いです。

私も使用中痒みがありましたが、そこまで辛い症状では無かったので使い続けていました。また、下記のように対処すると副作用が起こりにくくなりましたので参考までに。

 

副作用の防止法

  • 塗る範囲を広くしすぎない
  • 翌朝必ず洗う
  • 使用前に剃毛しない

副作用が起きた時の対処法

  • 塗る量、頻度を減らす
  • 水で薄める
  • 種類を変える(敏感肌用)

 

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それでもよくならなければ、元々成分的にあなたには合わないわけですから使用を止める事が一番です。

 

まとめ

塩化アルミニウム配合の制汗剤は肌荒れや痒みが出る可能性がある。
まずは使用方法を守って正しく使用する。
副作用が出たら水で薄めるなど工夫が必要。

 

不安な人はアルミニウムフリーを選ぼう

アロマオイル

 

いくら医師が薦めたとしてもデトランスα(パースピレックス)のような塩化アルミニウムが入った制汗剤への抵抗感はぬぐえない、そんな方も多いと思います。

 

ちゅる美
じゃぁ他の制汗剤ならいいのかというと、一般的に出回っている制汗剤にもアルミニウム配合のものが多いです。

 

少しでも不安がある人は無理に使う必要は無く、その場合はアルミニウムフリーの物が選択肢の一つとなります。

「ナチュラル系オーガニックデオドラント」と言われており、アロマや植物エキスといったナチュラル素材でニオイを抑えるという物です。

とはいえいくらオーガニックナチュラルと言えど、人によっては植物エキス自体が合わなくて肌荒れを起こす可能性もありますし、アレルギーが全く起きないという訳ではありません。

肝心の効果についてですが、塩化アルミニウムには到底及ばないでしょう。気休めか、もしくはちょっと臭いが防げるかなっという程度。遺伝的なワキガの人にはほぼほぼ効果は感じにくいかと。

私みたいにワキガで悩んでいる方への満足感は大変薄いです。

 

【結論】上手に正しく使えば心配ない

グッド

 

何度も書きましたが、デトランスα(パースピレックス)や他の塩化アルミニウム配合の制汗剤は正しく使えば心配は無いというのが私の考えです。

どんな化粧品にしろ、洗剤にしろ口に入れると害があります。正しく使えば問題ありませんし、仮に問題のある製品ならば市場に長年出回ることすらないでしょう。

とはいえどんな製品にしろ薬にしろ、何かしらの副作用等はあるものです。

なるべく効果がありかつ安全に使うためにも使用方法を正しく守ることが大切ですね。

 

デトランスα(パースピレックス)の公式サイトをみる

 

まとめ:デトランスα(パースピレックス)は体に悪いとは言い難い

まとめると下記の通りです。

 

  • 制汗剤は、脇、足といった部分使いなら体温調節は可能で熱中症の問題は無い
  • 様々な制汗剤を頻繁に塗り過ぎると余計臭くなることがある。
  • 塩化アルミニウムによる乳がん、アルツハイマーの因果関係は現段階では確認されていない
  • 副作用により肌荒れ、痒みを引き起こすことはある

 

以上の事から、デトランスα(パースピレックス)やそのほかの制汗剤は肌荒れの可能性はあるが一概に体に悪いとは言い難い、と私は思います

 

ネットには様々な情報があふれており、良い意見、悪い意見、かならずあるものです。特にナチュラルを提唱する方はひたすら添加物を悪と決めつける傾向もありますね。

情報社会だからこそしっかり調べ、精査し、納得して製品を選ぶ事が大切ですね。

このブログがその一役となれば嬉しいです。


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水野ちえ美(ちゅる美) 日本エステティック業協会認定エステティシャン 【経歴】美顔、痩身、脱毛エステサロン勤務▶美容整形外科クリニックにて美容カウンセラー▶美容ライター

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