こんにちは、元美容外科カウンセラーのちゅる美(@tyurumi3)です。
韓国で美容整形を受ける、渡韓整形をする方がまだまだ多いですね。
私は以前韓国の美容クリニックで肌管理と脂肪溶解注射を受けた事があるのですが、二度とやろうとは思いませんし、ましてやメスを使う美容整形をわざわざ渡韓してまで受けようとは思いません。
以前働いていた美容外科では場所柄もあって外国人(主にブラジル人)の患者さんが多くいらっしゃいました。日本語堪能な仲介兼通訳さんがついているものの、患者さんとの意思疎通は思った以上に上手くいきませんでした。大切な要点がきちんと伝わっていなかったり、また、美的感覚が異なる事もありクレームが絶えませんでした。
それを経験している私としては言葉や文化の違う国で美容整形を受ける勇気はありません。何も海外まで行かなくとも日本でいいのでは?っと思う次第です。
これらを踏まえ、私が韓国で美容整形を受けたくない理由を独断と偏見で深堀してお伝えします。
目次
韓国で美容整形(渡韓整形)を受けたがる理由
日本には美容クリニックが多く存在しているのに、何故わざわざ韓国まで行って美容整形を受けるのでしょうか。
よく挙げられる理由は下記の3点。
- 日本より安い
- 上手
- 韓国美女になれそう
SNSでのリサーチや知人の話を聞くと、なんといっても一番の理由は「整形費用が日本より安いから」だそうです。
格安航空券を買えば韓国まで往復¥30,000で行ける時代。知人は片道¥2,000以内で渡韓していました。1回だけ¥500で行けた事もあるそう。飛行機代、ホテル代を加えても日本で美容整形するより韓国でした方が安く済む事が多いみたいです。
いくつかの韓国の美容クリニックの料金表を確認しましたが、確かに整形費用は日本の相場よりも安く、骨切、豊胸、脂肪吸引といった大きな手術程割安になっている印象です。また美肌レーザーも全体的に安いですね。
韓国での美容整形広告規制について
整形費用が日本よりも安い韓国。金額を少しでも抑えたい方にとっては大変魅力的ですが、これに加えて「韓国の美容整形技術はレベルが高い。仕上がりが上手」といった期待感も合わさって渡韓する方が多いと思います。
韓国の美容クリニックのHPや日本人向けブログ、各種SNSを見てみると、ビフォーアフターの差が凄い事に毎回驚かされます。
完璧な卵型の輪郭、ツンと上を向いた上品な鼻、丸い額、ふっくらとした頬。お人形のような変貌ぶりを見ると、韓国で受ければこういう顔になるかもっと誰しもが期待するのではないでしょうか。
しかし、ネット上での広告規制が大変あまい事を忘れないでください。
韓国政府によって美容整形の広告はある程度規制されましたので、地下鉄、空港といった場所でデカデカと掲げられていた広告は減り、昔よりはまだマシになりました(以前韓国行った時は旅行者にも分かるように多言語での広告が目立っていました)。
しかし、ネット上においてはまだまだ誇大広告がとても目立ちます。
特に日本人向けのブログや動画配信サイト、各種SNSでの美容整形のビフォーアフター写真はメイクや照明でアフター写真を盛ったり、明らかにフォトショップの修正と思える写真もかなり目立ちます。
このような誇大広告を信じてしまう事によって「韓国行けば可愛くなる」、「こんなに可愛く変身するならきっと技術もすごいに決まってる」と思ってしまう訳ですね。
プチ整形が流行り、誇大広告が目立っていたかつての日本みたいですね。まぁ、日本でも誇大広告はまだまだ目立ちますが…。
韓国での美容整形(渡韓整形)をおすすめしない理由
韓国の美容整形ビフォーアフター写真を見ると確かに可愛くなった方が多いです。
しかし私は韓国で美容整形をしようとはこれっぽちも思いませんしおすすめもしません。
その理由は下記の通り。完全なる私の独断と偏見ですので、気分を害する方は読むのをお控えください。

言葉の壁
冒頭でも述べましたが、言葉の壁はとても分厚く、そして高いです。いくら優秀な通訳さんがいても意思疎通は難しいものがあり、大事な要点が伝わっていない事さえあります。
得に美容整形の場合難しい医療用語を用いる事が多々あります。もちろん通訳さんは専門的な用語についてきちんと学ばれている事と思いますが、母国語同士で会話するのと通訳さんを介しての会話は多少のズレは少なからず生じるでしょう。
医師が言ったことを通訳さんが誤った認識で患者側に伝える可能性もないとは言い切れません。
衛生観念が違う
偏見含みますが述べさせていただきます。
国が違えば文化も違う。よって、衛生観念においても違いは生じます。
韓国に行くと衛生面において度々驚く事があります。飲食店のテーブルや食器が汚い、手を洗う人が少ない、マッサージ屋の足湯が汚い…。医療の現場ではきちんとされている事とは思うのですが、それでも不安は拭えません。
私は韓国で脂肪溶解注射を受けた事があるのですが、消毒なしにいきなり注射されたのには驚きました。たまたまこの医師がそうだったという事かもしれませんが、韓国での初めての施術でいきなりコレですから大変ショッキングでした。
美的感覚が違う
国によって美しさの感覚は異なります。
韓国は美しいとされる型や比率を元に整形すると言われています。
もちろん患者さんの希望を優先する事と思いますが、通訳さんを介してのカウンセリングですと自分の希望する形を誤った方向に伝えられる可能性があります。そうなると韓国での美的感覚に沿った仕上がりになる場合があります。
また、医師が固守された美的感覚を持っているとなかなか希望の形を理解してくれない事さえもあります。
まぁ、韓国美人になりたい方には良いのかもしれませんが。
通うのが大変
韓国で無事美容整形が完了したとしても、帰国後何らかの異常が生じた場合、わざわざ韓国まで行くの面倒じゃないですか?
何かあった時はすぐにでもその病院で診てもらいたいものですが、国が違うと航空券、ホテル、通訳などの手配もありスムーズに診てもらう事が難しいと思います。
渡韓での美容整形は万が一トラブルが起こった場合非常に不都合です。
反日教育(重要)
声を大にして言いたい。
わざわざ反日教育を行っている国で美容整形をするという気持ちがまず分かりません。
商売ですから表向きはニコニコとウェルカムですが、心の底では「このチョッパリめが!」と思われているかもしれない人に私は顔にメスを入れてもらいたくないです。
整形するなら日本で受ける方が安心
美容整形するなら日本で受けた方が便利で安心です。
日本よりも韓国の方が美容整形の技術が高い、という事は決してありません。技術の高さは国ではなく医師で判断すべきです。
- 言葉の通じる医師
- 広い意味での同じ美的感覚
- 同じ衛生観念
- 何かあればすぐ受診できる立地
- 差別意識の無い同民族
日本国内で美容整形した方が遥かにメリットが多い事は容易に分かります。
まとめ
以上、私の独断と偏見による内容でした。
韓国の美容整形の広告はアイドル級の美人に生まれ変わったビフォーアフター写真が多く、自分もこうなれるんじゃないかと連想させ、かつ値段が安い事から多くの日本人女性を渡韓整形へといざなってきました。
しかし他国への美容整形は万が一何かあった時に対処するのが大変難しいのが現状です。
わざわざハードルを上げるような選択をしなくてもいいのではないかと私は考えます。
ー今日は以上です。