
無痛分娩で出産したちゅる美です。
私の体験として結論を先に言うと、麻酔開始から最後まで全然痛みを感じずに出産する事が出来ました!!
次も機会があれば絶対に無痛分娩を選択します!!
とはいえ、
- 人によって麻酔の効きが異なる
- お産の状況によってはある程度痛みを我慢しないといけない場合がある
- 産院の方針によて麻酔の強さが異なる
などによって痛みの度合いが人と産院と状況次第で異なります。
また、担当の助産師さん曰く本当に人それぞれで全く痛くなかった私はラッキーな方なのだとか。同時刻に無痛分娩の患者さんが他に2人いたようで多少痛がっている様子、との事でした。
以上を踏まえて私の無痛分娩レポートをまとめたので是非参考にして下さい。
今回無痛分娩にあたって、
・陣痛促進剤(オキシトシン)使用
・会陰切開
・吸引分娩
を行いましたので併せて参考にどうぞ。
前駆陣痛~本陣痛
※時間は大体の時間で記載しています。
※陣痛ログは付け忘れもあります。
【とある月の16日深夜1:00】
ベッドに入るも左側の腰の違和感で寝つけず。前日の掃除のせいで腰を痛めたのかなと思い様子見。
【3:00】
腰の痛みが徐々に強くなってくるも全然我慢できる痛み。全然寝れないのでとりあえずベッドから起き上がってリビングでスマホいじる。この時はまだただの腰痛と思っていたが、ググった結果恐らく陣痛だろうと思うように。陣痛ログを付け始めました。
【4:00】
我慢は全然出来るが最初よりも痛みが増している為産院に電話するも感覚が不規則、かつ、その日は午前から元々妊婦検診の予約を入れていた為様子見という事になった。
【11:30】
ズーンと重くてたまに痛くなる腰をあげて妊婦検診の為産院へ。この日はNSTだったが特に目立つ大きな子宮の張りは観測されず。内診するも子宮口は開いていないとの事。恐らく前駆陣痛である可能性が高いが、たぶん2日後辺りには産まれるかもね、と医師より。
【13:00】
腰の痛みが遠のく。帰りにマック行って百貨店に行き買い物を楽しむ。
【15:00】
腰がまた痛くなる。感覚は不規則だが徐々に骨が砕けるような痛みに。とはいえ我慢はできる程度。
【19:00】
徐々に痛みが増し間隔が4分位に。「う~ん、痛いなぁ~」と心の中で呟きつつ手で腰をさすって耐えてました。腰の痛みと同時に破水。パシャーではなくチョロチョロ出ました。高位破水というやつですね。トイレ行ったらまたチョロチョロ&血が少し出たので産院に電話。その後主人の車で産院へ。
【20:00】
産院到着。助産師さんによる内診の結果子宮口5㎝開いているとの事ですぐLDRへ。内診痛かったです…。

硬膜外麻酔開始~子宮口全開大【オキシトシン投与】
【20:15】
LDRに入ったら点滴、NST、心電図、血圧計、パルスオキシメーターを助産師さんが手際よく装着。その後すぐに医師による硬膜外麻酔の処置が開始されました。
硬膜外麻酔は最初に局所麻酔をしてから行うので痛みはほぼゼロ。ググっと押されるような感覚はありました。局所麻酔の痛みも大したものではなかったです。
前職の美容クリニックでは硬膜外麻酔の時の患者さんの絶叫が頭に残っておりトラウマだったのですが、ただその時の医師が下手だけだったようです。手慣れた医師にやってもらうと痛みはそこまで心配する程のものでは無いとの事。
麻酔がきちんと効いているかどうか随時保冷剤のようなもので確認してくれました。
産院到着時は腰の痛みが結構あったのですが、麻酔のおかげで痛みが全くなくなりスマホで時間を潰していました。ただお腹が張る感覚はありました。
【ここからは時間が曖昧です】
一時間おき位に助産師さんによる内診グリグリみたいなのがありましたが痛みゼロ。順調に子宮口7㎝、8㎝と開いていきました。
しばらくすると陣痛の痛みを多少感じるようになったのでその旨を伝えると麻酔を追加してくれました。痛みと言っても全然我慢できる程度なのですが、最後の最後で痛かったら嫌だなっという思いから追加してもらいました。熱があると赤ちゃんに負担がかかるそうです。
麻酔追加によって痛みはゼロに戻ったものの、今度は陣痛の波が減ってきてしまった為陣痛促進剤(オキシトシン)を打つ事に。そして麻酔の影響により熱が38度を超えてしまったので氷嚢と解熱剤の点滴も一緒に打ちました。
【日にちが変わって17日0:00】
子宮口全開。内診で赤ちゃんの頭に触れられる位下がってきてるとの事。相変わらず麻酔のおかげで痛みはゼロで超余裕でした。

赤ちゃん誕生【会陰切開+吸引分娩】
【0:00】
子宮口全開するもまだいきむ事はせず放置。
【1:00】
全開から1時間程経って助産師さんより「いきみ方」の指導がありました。
【1:30】
いきむ事に。麻酔が効いているのでいきむのが難しかったです。
【1:45】
何度かいきむも出口が狭い為会陰切開する方向となりました。一応麻酔効いてますが怖いので局所麻酔をお願いしました。そしてなかなか上手にいきめなかったという事もあって吸引分娩する旨を告げられました。
いきんだ時に助産師さんがお腹をぐーーっと押し医師が吸引。「もういきまなくて良いよ」っと言われ力を抜いたらドゥルンという感覚と共にベビーの鳴き声が。「え!!もう!!」とちょっとビックリしたのを鮮明に覚えています。
17日2:06、娘誕生。

産後処置
無事胎盤も出てきました。
ベビーを綺麗にしている間に会陰切開部分を縫合。この時には硬膜外麻酔を止めていました。会陰を切った時に局所麻酔を打ってもらったわけですが、結構長い事縫っていましたので最後の方チクっとした痛みが。局所麻酔追加してもらいました。
状態が安定するまでしばらく2時間ほどLDRで過ごしました。その間出血の確認、導尿などがありましたが、麻酔がもう切れているので内診が少しだけ痛かったですし導尿が気持ち悪かったです。
出血がまだあるという事で更にこのままLDRに。娘を出産してから4時間もLDRで横になっていた事に。産院より支給された簡易骨盤ベルトを巻いてもらい車いすで入院部屋へ。この頃には朝の6時を過ぎていました。

産後の痛みなどについて
産後は会陰切開した部分と肛門の痛み、そして腰の痛みがあり思うように歩けませんでした。特に座る時は傷に響くので円座が欠かせません。また、トイレの際に尿が傷に付くのもヒリヒリして辛かったです。
便が硬いと会陰切開部分が痛くて辛いそうなので便を柔らかくする塩化マグネシウムを処方されました。また痛み止めとしてロキソニンも処方してもらえたので多少痛みも和らぎました。とはいえやはり痛いものです。
骨盤がぐらぐらする感じがありましたが骨盤ベルトのお陰で割と安定して歩行できたように感じています。
出産は病気じゃないと良く言いますけれど、産後はかなり体がガタガタ。無事赤ちゃんが生まれてきて気持ちは高ぶってはいるものの体には大きな負担がかかり命がけだと身をもって知りました。
処方された薬
・痛み止めのロキソニン
・便を柔らかくするマグミット
・子宮の収縮を促すメチルエルゴメトリンマレイン酸塩
・鉄剤のフェログラデュメット
おわりに
今回出産にあたり無痛分娩を選択して大満足でした。全く痛みを感じること無くとても穏やかな分娩となりました。
しかし、
- 麻酔の効きは人、産院、状況次第で異なる事
- 発熱の可能性がありその場合は赤ちゃんに負担がかかってしまう事
- 陣痛が遠のく場合がある事
- 上手くいきめず吸引分娩等になる可能性がある事
- 麻酔の失敗や後遺症が残ってしまう可能性がある事
などデメリットもありますのでそこは十分理解されて下さい。
ー以上です。
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