「卵巣嚢腫がありますので、手術が必要です。」
はぁ???
それは2016年4月13日の春、31歳の出来事でした。
今回は第二弾「手術~退院」編です。
第一弾の記事は「【腹腔鏡手術】卵巣嚢腫の手術を受けた私の体験談①【発覚~手術】」をご覧ください。
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【腹腔鏡手術】卵巣嚢腫の手術を受けた私の体験談①【発覚~手術】
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本記事の内容
- いよいよ【腹腔鏡による卵巣嚢腫手術】人生初の体験
- 麻酔覚醒後【ここからが地獄でした】眠れぬ夜
- 翌日から歩かされる
- 導尿外してからみるみる回復
- 快適な入院生活でした
- 無事退院【卵巣嚢腫やっつけた♪】
人生初の手術の体験談。
これから卵巣嚢腫の手術をする予定の方は是非参考にしてみてください。
ちなみにお世話になった病院は愛知県の名古屋市東部医療センターです。
目次
いよいよ【腹腔鏡による卵巣嚢腫手術】人生初の体験
はい、卵巣嚢腫の手術始まります。思ったより小さな手術台でした。上がってから再度本人確認されましたね。ここまで来るのに一体何回確認された事か。台は温められていて気持ちよかったです。
上がった途端、看護師さん達がテキパキと色んな器具を装着してきます。ちなみにバックミュージックは特にかかっていませんでした。よく緊張ほぐすためにJPOPとかかかってるっていうけど、そういうのは無かったですね。
意外と皆さん準備が早く、担当医師も登場。全身麻酔かける為にまず口から酸素吸入。そして、「麻酔の薬入るのでちょっと血管痛しますよぉ。眠くなりますからね」といわれ、腕からジワっとした感覚。
「絶対寝るもんか」となぜか心に思う。まあ、あるあるですよね。誰しもがそんな無謀なチャレンジをしたがるwそんなチャレンジは無駄に終わる。
徐々に天井がグラグラ揺らぎ、すごく眠い。すごく眠いけど、寝るものかと抵抗してみる。
眠いなぁ…
眠い…
ね…
…。
麻酔覚醒後【ここからが地獄でした】眠れぬ夜
「ちゅる美さ~ん、起きてますから?目開けれますか?」
眠いけど、頑張って目を開ける私。と同時に、ごほっと咳が2回出たのを鮮明に覚えている。
看護師「管抜きますね~」
にゅるにゅる~。
「あぁ、意識戻ったら気管に入っている管抜くって言ってたな、これのことね。」と思いつつもウトウト…
看護師「ちゅる美さ~ん、手握れますか?もう終わりましたよ~」
そこからちょっと記憶が飛び飛び。よっこいしょっとベッドを移され、ガラガラベッドを引かれているのが分かる。そして、お母さんがいるのも分かる。
で、気づいたらベッドの上。母、姉妹がいる。と同時に、オシッコの管が入っているのが分かり失望。コレが本当に嫌だったんだよぉ…。おまけに足のポンプ、点滴、酸素吸入。管だらけで鬱陶しい。
で、お腹も痛い。痛いといっても生理痛をちょっと重くした感じですね。激痛ではないのですが、更にもっと痛くなるような気配がしたので看護師さんに座薬の痛み止めを入れてもらいました。そしたら大分楽になりました。
気づけば夕方。そこから何だか熱っぽい感じだし、オシッコの管が妙に気持ち悪い。管のせいで寝がえりうてないから、足のかかとがすごく痛かったです。腰も。我慢せず看護師さんに言ったら、タオル入れて工夫してくれました。
とにかく全然寝れないんです。夜中も1時間おき位に看護師さんが来て、必ずアソコの出血確認と導尿の管をグネグネ動かして気持ち悪いし痛いんです…。だから一睡も寝れない。なんだかお腹も痛くなってくるし。
暗い病院で管だらけで痛くて寂しくて、本当に辛かった夜でした。
翌日から歩かされる
朝っぱらから採血。そして朝食と、寝ながらの歯磨き。痛みはそこまで無いけど、動くと傷がちょっと痛い。
お昼頃、強制的に歩くよう指示。ベッドからあそこのトイレまで歩けたら導尿の管抜きますって言われました。が、管が気持ち悪くてよちよち歩き。全然歩けません。いや、この管のせいで歩けないんだよ!!
数メートルしか歩けなかったけど、頼み込んで導尿の管を抜いてもらいました。
導尿外してからみるみる回復
導尿無くなるととってもラクチン♪
お腹をかばいながら、なんとかゆっくりと自分で寝返りもうてるようになります。でもまだ術後一日目なので安静に。
余裕かましていると、肩、鎖骨に鉛が乗ってるような痛みがありました。結構しんどかったので看護師に言ったら、どうも腹腔鏡手術の際にガスを使ってお腹を膨らませるから、そのガスが上に上がってきて痛みを引き起こすとの事。
暖かいホカロンみたいなのを渡され、これを使うようにと。これあてとくと痛みが緩和されました。
同じ同室の人も看護師さんに訴えていたので、よくある事なのでしょう。
快適な入院生活でした
手術2日後からシャワーを浴びました。
コテコテの頭がスッキリ♪傷跡がまだ痛いので、シャワー室にあった介護用のイスがすごく役立ちましたね。
鏡を見るとお腹がぶくっと膨らんでいて、マンゴーがそのまま入っているみたいな、変なお腹でした。紫色。
この頃には希望だった個室が空いたので移動。ですが、入院していたのは婦人科病棟。分娩室から近い部屋だったので、昼夜問わず、ものすごい悲鳴が聞こえてきます。
「きゃーーー!」「おおおーーーーーーー!」「ああーーーー!!」っと、ものすごい悲鳴。お産って大変だなっと聞きながら思いました。
なんやかんやで、点滴の管もとれて自由の身に。院内にあるカフェでサンドイッチとコーヒーを買い、部屋に戻る最中、術後なかなか便が出なかったのですが、それがやっと出ました。廊下でwwww でもほんのちょっと。生理用品つけてたからセーフですw ちょっと下痢っぽいかんじ。
それ以降は順調な便具合に戻りました。多分術後一発目の便ってこんなかんじなのかも。
ちなみに、名古屋東部医療センターの病院食は結構おいしかったです。
無事退院【卵巣嚢腫やっつけた♪】
やっと退院日。
最後に内診を受け、採血もし、大丈夫だったので退院決定。多分6日間かな?それくらいの入院生活でした。
帰りにお会計して終わり。
ちなみに入院生活で持ってきてよかったものをまとめましたので参考までに。
持ってきてよかったものリスト
- ペットボトルにつけるストロー
- ドライシャンプー
- 洗顔シート
- 汗拭きシート
- シートマスク(院内乾燥してるから)
- PC、漫画、本
- 生理用品
追加情報。術直後の写真はありませんが、術後2週間経過したお腹がこれです。参考までに。

へそ(上はへそピの穴)

鼠径部

臍下
へそ下に4㎝、へそ、鼠径部に1㎝ほどの傷が残っています。
【卵巣嚢腫手術】体験談:まとめ
以上、卵巣嚢腫の手術~退院編の体験談でした。
名古屋東部医療センターは、当時改修工事中だったので、入院したのは古い病棟でした。
でも今では新しくなっているので快適だと思いますよ。食事も美味しいのは口コミで知っていたけど、本当でした。
先生も腹腔鏡手術のベテランですので安心して身をゆだねられましたのでお勧めします。
私はまさか自分が婦人科系の病気になるとは思ってなかったです。なので、日頃から非常事態に備えておくことは大切ですね。
ー今日は以上です。
次回は退院後の生活と仕事復帰、手術料金の内容を執筆します。