「卵巣嚢腫がありますので、手術が必要です。」
初の婦人科で医師から言われました。
それは2016年4月13日の春の出来事でした。
今回は卵巣嚢腫の手術を受けた私の体験談の第3弾、「退院後と費用」編です。
過去の記事はこちらからご覧ください。
「【腹腔鏡手術】卵巣嚢腫の手術を受けた私の体験談①【発覚~手術】」
「【腹腔鏡手術】卵巣嚢腫の手術を受けた私の体験談②【手術後~退院】」
人生初の手術の体験談です。
卵巣嚢腫と診断された方、これから卵巣嚢腫の手術をする予定の方の参考になればと。
卵巣嚢腫手術、退院後の生活
今回卵巣嚢腫の摘出は比較的回復の早い腹腔鏡手術だったので、入院中いろんな管が取れてから回復がメキメキと早くなったように思います。
退院後は数日はお腹をかばいながらの生活でしたね。ちょっと動くとまだ傷に痛みが走ります。
ベッドやイスに掛ける時の動き、寝返りがとてもゆっくりになります。そして大笑いするとズキッと痛むので、いくら元気になったとはいえ腹筋に負荷がかかる動きは躊躇します。
家事は全然こなせましたが、床掃除でかがむとか重い洗濯カゴを持つ事は無理しない方が良いと感じました。
何をするにもスローな動作、そして、ちょっと前かがみ状態です。
仕事復帰の事
退院後一週間程で仕事復帰しました。
仕事は基本的に座る作業が中心ですからそこまで大変ではなかったですね。
痛みは大分なくなったのですが、職場に届いた荷物など重いものを持つとお腹に鈍い痛みがくるのでそういった作業は同僚に頼んだりしてやり過ごしていました。
デスクワーク系の仕事なら退院して3日頃から全然余裕で出来ると思います。
重いものをもつ作業の仕事、あちこち動き回らないと駄目な仕事、立ち仕事などに関してはもうちょっとお休みがあった方が良いかと思います。
腹腔鏡手術の手術跡
腹腔鏡の手術跡は、こんな感じです。計3か所あります。

へそ(術後2週間)

鼠径部(術後2週間)

臍下(術後2週間)
そして、術後4年経過した傷跡がこちら。線となって傷が残っている程度です。肥厚性瘢痕、ケロイドにならなくて良かった。

へそ(術後4年)

鼠径部(術後4年)

臍下(術後4年)
ちなみに術後、傷にはテープを貼ってあるだけで抜糸の必要はありませんでした。
なるべく傷が綺麗に治るようにステリストリップという皮膚接合用のテープで保護していました。これは実際に美容クリニックでも使っているものでして、切り傷などの皮膚固定としても使えて便利です。
卵巣嚢腫「腹腔鏡手術」の費用
卵巣嚢腫の腹腔鏡手術でかかった費用は明細が手元にないのでざっくりとした金額ですが、¥150,000位でした(3割負担、差額ベット代込み)。
更にここから高額医療費制度により安くなりました。
卵巣嚢腫発覚から手術までに期間がありましたから、その期間に「限度額適用・標準負担額減額認定証」を交付してもらっていました。なので、退院時の窓口での支払い段階ですぐ適用されました。
手術までに期間があるのでしたら早めに交付してもらう事をおすすめします。後から申請すると結構面倒らしいので。
次は我が身。婦人科検診は大事です。
今回卵巣嚢腫になって思う事、それは決して他人事ではないという事。
どの病気でもそうなのですが特に婦人科系の病気は身近な病気だという意識が大事。私みたいに婦人科行くの怖いから放っておく、というのは絶対ダメ。
実際に私は婦人科の医師に30代になっても婦人科検診未体験だったことについてお叱りを受けました。
婦人科系の病気を放っておくと不妊にもつながりますのでなるべく検診には行くべきです。
ちなみに私はこの手術の後に高プロラクチン血症という病気が見つかっており薬を飲んでいました。生理不順がきっかけで見つかったのですが、不調だと思ったらすぐ婦人科に行くべきだなっと改めて再確認できました。
※高プロラクチン血症は不妊の原因にもなります。
【卵巣嚢腫手術】体験談:まとめ
以上、私の卵巣嚢腫手術の体験談でした。
腹腔鏡手術は術後の回復が早いのでおすすめですよ。寝ている間に終わるから大丈夫。
術後2,3日がちょっと大変ですが他の大きな手術に比べれば楽な方みたいです。
そして、婦人科には定期的に行きましょう。
ー以上です。