
こんにちは、元美容外科カウンセラーのちゅる美(@tyurumi3)です。
ダーマペン4に似たような機器は確かにネットで売られていますし、実際にセルフダーマペンをされている方もいらっしゃいますね。
私はダーマローラーならセルフでやっていますが、ダーマペンについてはセルフ用機器の安全性の問題や技術的に難しいという観点から現段階ではやりたくないですしおすすめしない派ですね。
以上の点を踏まえつつセルフダーマペンをおすすめしない私の主観を述べると共に、セルフダーマローラーをおすすめする理由についても解説します。
本記事はこんな方におすすめ
- セルフダーマペンが気になっている
- ダーマペンに高い金額を払うのがバカバカしく思っている
- なるべくコストを抑えてニキビ跡クレーターを治したい
目次
はじめに:ダーマペン4は値段が見合わない話【完全私の独断】
自分でセルフダーマペンをやりたいという気持ちはものすごく分かります。
クリニックで行うと大体¥25,000~¥35,000はします。そこに麻酔クリームや特殊な薬剤をオプションで追加すると¥50,000を超えてしまうことさえあり、なかなかの高額な美容施術だからです。
そして皆さん何となく分かっていると思うのですが、ダーマペン4は原価が安い。だからセルフで行う方が増えてきていると私は思います。
私はオーストラリアにあるダーマペン4本社から資料請求した医者の従兄にその資料を見せてもらいましたが、予想通りの低価格でした。
※詳細な金額公表はあまり印象がよろしくないので伏せさせて頂きます事をご理解下さい。
本体、ニードル、スリーブ(感染予防用カバー)をザックリ計算すると患者6人程度の施術で元が取れる計算になります(もちろん、上記以外に送料、使用する薬剤やその他の消耗品、人件費、家賃など諸々かかる事は承知です)。加えて、看護師施術であり、かつ手技はレーザーより気を使わず簡単だと知人看護師から聞いています。
上記の理由から、ダーマペン4の施術価格が、機器自体が高額なレーザーと同じ位の価格設定(またはちょっと安い位)である事が一消費者として納得できないのです。
言葉は悪いですが、クリニック側はすぐ元が取れる為儲け要素の部分が非常に高く、かつダーマペン4本社側としては導入クリニックが施術してくれる事でニードル、その他消耗品が売れる事で儲けを得る訳で、なんだか両者の良いカモにされている感じが非常に強く感じるのです。
美肌レーザーの価格が高いのは分かるんです。機器本体が高額ですし、ある一定の回数照射したら部品を買い替える(これがまた高額)必要がある機器もありますから。
ダーマペン4は私みたいにニキビ跡クレーターに悩む人にとってはすがりたい神的存在。しかしクレーターは1、2回では絶対よくなりません。複数回必要です。ですがこの価格設定での継続治療は金銭的に無理がある。
という訳で、私はダーマペン4を受けたいのに受けたくないです。出来る事ならセルフでやって費用を抑えたいものです。ですからセルフでやっている方の気持ちは大変良く分かります。
ダーマペンをセルフでする事は可能です
SNS、ブログを見てみると、ダーマペンをセルフで行っている方はそこそこいらっしゃいますし、ダーマペンをセルフで施術する事はできるようですね。
その為には機器を買う必要があるわけですが、リサーチしてみると様々なセルフ用機器が売られており、案外簡単に、普通のお買い物と同じように買えるみたいです。
もちろんダーマペンというのは商品名ですから、実際にネットで売られているものは商品名が少々異なります。
SNSを見ていると、下の製品を使っている方が多く、皆さんも一度は見た事があるのではないでしょうか。
※イメージ、詳細確認用としてリンク画像貼っていますが、個人的にはお勧めしていないので購入するのはやめて下さい。
交換用のニードルもついているみたいです。
この機器と「麻酔クリーム」、「成長因子美容液」があればセルフダーマペンが低コストで出来るそうです。新型コロナでの自粛期間中、お家美容として始められる方が急増したそうですね。
セルフダーマペンをおすすめしない理由
とはいえ、私はセルフダーマペンを現段階においてはおすすめしませんし、まだ自分もやろうとも思っていません。
理由は下記の通り。
- 中国製で機器、ニードルの安全性に不安がある
- 胡散臭い販売サイトが多い
- セルフでは針を直角に刺しずらい
楽天市場やアマゾンを見てみると販売サイトの日本語説明文が直訳したようなおかしな日本語だったり、「日本製」、「本物」といった信ぴょう性を誇示する怪しい宣伝をしたり、時には本物のダーマペンにそっくりなロゴを使った製品もあったりする訳で、それによって機器全体の信頼性が低くなり、結果おすすめしないし使いたくもないのです。
また、ダーマペンは針を肌に垂直に刺さないといけないのですが(垂直じゃないと引っ搔き傷になる為)、立体的な顔をセルフで行うには技術的に難しいと思うんです。自分でするのと他人にするのとではハンドピースのコントロールに差が出てくるのは当然であり、セルフは意外と難しいと私は思います。
以上の理由から、私はセルフダーマペンは現段階においておすすめはしません。
やるならセルフダーマローラー
私はセルフダーマペンはおすすめしませんが、セルフダーマローラーはおすすめしており自身もたまにやっています。
もちろんダーマペンの方が垂直に針が刺さるので、ローラータイプのダーマペンよりも傷の大きさが小さく、確実に目的の深さに狙う事が出来ますからダーマペンにはかないません。
しかし前項で説明したように、怪しげなダーマペンの機器を買うならダーマローラーでいいんじゃない?と思う次第です。
私が勤務していた頃はまだダーマローラーしかありませんでしたが、そこそこ効果は出せていました。ダーマペンと違ってコロコロするだけですからそこまで難しい技術は不要で割と簡単です。初心者看護師も特に訓練せず施術していました。
私はいつも「オランダ屋」という個人輸入サイトからダーマローラーを購入しています。
本家「Dermaroller」と「DNSroller」の2種類買っていましたが、前者の本家は売っている時とそうじゃない時があり不安定ですのでリンクはDNSのみ貼らさせて頂きます。
しかし残念な事にここ数年個人輸入での購入が難しくなってしまい、医療機関名と医師の名前、そして本人の同意書が必要となります。
私の場合知人医師や親族の医師に頼んで買ってもらっていますが、医者の知り合いがいないとなかなか購入は難しいと思います。

私物のDNSroller
かといって楽天市場やアマゾンといったネット通販で購入すると肌に傷がつくだけの偽物ダーマローラーの可能性が高いです。以前偽物をレビューした「偽物ダーマローラーは突っ込みどころ満載!【偽物、本物の見分け方】」の記事で詳細を記載しているので是非参考にして下さい。
セルフは危険?医療行為をセルフでしていいの?
ダーマペン、ダーマローラは針を肌に突き刺す行為ですから医療行為です。間違った使い方をしてばい菌が入り炎症や化膿を引き起こし、肌を余計荒らしている事になるから危険だと医師は言います。
もちろんそれはその通りで間違っていません。
が、危険危険!と言ってセルフダーマを断固反対しSNSで発信する医師の意見にいささかブラックな部分も感じる事があるのは私だけでしょうか。
セルフでしてしまったら患者は減り、もちろん売上減りますから。
私はセルフダーマペン、セルフダーマローラーをやっている人で皮膚に問題が起こってしまった人の話を聞いた事がありません。また、自身もこれまで何度かセルフダーマローラーをしていますが何も問題はなく、やる度にニキビ跡クレーターが浅くなって良い結果を出せています。
以前オーストラリアに留学した事があるのですが、セルフダーマローラーは結構普通に一般人の間で行われている位メジャーなものでしたね。
結局、ピアスの穴開けは医療行為だから病院へ!というのと同じような事だと思います。しかし現状は自分でピアスの穴をあける方が多いのではないでしょうか。ダーマペン、ダーマローラーもピアスと似たような捉え方でいいのかなと私は考えています。
※とはいえ医療行為であり、やるなら正しいやり方で行う事が前提です。ケロイド体質、金属アレルギー持ちの方のセルフおすすめしません。自己責任の元行って下さい。
まとめ:ダーマペンのセルフは可能。だがおすすめしない
ダーマペン4の施術メニューは値段が高く、効率の良い現金収集システムの為私はセルフダーマペンをする方の気持ちが分かります。
機器はネットで売られているのでセルフは可能ですが、機器の安全性や技術的な面で現段階においてはおすすめしません。
今後質の良いセルフ用の機器が発売されるのを期待します。
ー今日は以上です。