
こんにちは。美容クリニック裏方のちゅる美です。
実際に美容クリニックで行っていたダーマローラーのやり方をまとめましたので、セルフ派の人は自己責任のうえ参考にしてみて下さい。
注意
・この記事はステマ、PR等ではありませんが、一部にアフィリエイトリンク貼っています。
・セルフダーマローラーは自己責任のうえ行って下さい。
・クリニックによってやり方が異なります。
目次
セルフダーマローラーの下準備とポイント3つ
まず、ダーマローラーをセルフで行うにあたって必要な物がこちら。
準備するもの
- ダーマローラー(0.5、1.0、1.5、2.0㎜など)
- 麻酔クリーム
- ラップ
- 保冷剤
- アルコール消毒剤(スプレータイプだと便利)
- 再生系の美容液
- シートマスク(鎮静効果の高いもの)、保湿剤と美白剤
以下準備の為のポイントです。
- ①適切な長さのダーマローラーを選ぶ
- ②麻酔クリームを手に入れる
- ③肌に入れ込む美容液を厳選する
- ④アフターケア用の製品を用意しておく
①適切な長さのダーマローラーを選ぶ
ダーマローラーは0.5~2.0㎜の針の長さがあります。
治療の目的に合わせて長さをセレクトするのですが、ひどいニキビ痕のクレーターには長い方がより真皮に届きやすく効果的であるとされています。
- 小じわ:0.5mm~1.0mm
- ニキビ痕:0.5mm~1.5mm
- 妊娠線:1.0mm~2.0mm
- 傷跡:1.0mm~2.0mm
しかし、力の入れ加減やパス数によって効果は変わってきます。
ダーマローラーをセルフで行う場合は0.5mmが使いやすくおすすめです。短いっと思うかもしれませんが力を加えたりパス数を多くしたりすれば十分です。
ちなみに、私が使用しているものは一番短い0.5mm。1.5mmも持っていますがこれはさすがに怖くて無理です。

0.5mm

1.5mm
私が使用しているのは医療用でして普通に購入するのが難しいです。なので個人輸入で買うか、安全性は分かりませんがメルカリ等で買うのが一般的かと思います。
※最近では個人輸入で購入するのが難しくなっています
②麻酔クリームを手に入れる
ダーマローラーは針を沢山刺す行為なので当たり前ですが痛いです。
しっかりとニキビ痕クレーターをブスブスぶっ刺す為にも麻酔クリームを使う事をお勧めします。私はいつも麻酔クリームはラクサールクリーム(RacserCream)5%を使っています。
輸入代行で購入可能です。
※外用局所麻酔剤は劇薬ですので注意事項をしっかり読んだうえで正しく使用して下さい
③肌に入れ込む美容液を厳選する
ダーマローラーを転がす際は一緒に美容成分を入れ込んであげると効果的。皮膚に孔が空いているので成分の浸透も良くなっています。
私の場合はニキビ痕のクレーター肌を治すのが目的ですので肌の再生を促す成長因子成分配合の美容液を使用するようにしています。
私が良く使用していたのはこちら。再生系のシートマスクで有名なリジェンスキンのものでして実際に職場で取り扱っていたものです。普通では買えないものなので各自良さげなものを調べて購入して下さい。
④アフターケア用の製品を用意しておく
ダーマローラー後のクーリング・保湿の為のシートマスクは何でも良いのですが、ビタミンCが主成分のマスクはヒリヒリとした刺激を受けるので注意して下さい。
お手入れ後のスキンケアは保湿と美白に特化したものを使用すると良いです。
保湿に関しては職場ではワセリン(プロぺト)をお渡ししていました。全く同じ成分のOTC医薬品が市販でも購入可能です。美白に関しては刺激が少なくかつ抗炎症作用のあるトラネキサム酸配合の外用をお勧めしていました。

左→市販品
右→医薬品
ついでに言うと、炎症後色素沈着や肝斑予防の為にトラネキサム酸(トランサミン)とビタミンC(シナール)の内服をお勧めしていました。

一番左→シナール
右から二番目→トランサミン
余裕があれば市販品で揃えてみても良いかと思います。
※基本的に肝斑へのトラネキサム酸内服以外、美肌根拠はないとされています。
セルフダーマローラーのやり方【手順】
それでは本題。セルフダーマローラーのやり方です。
先述の通りこれは私の職場で行っていた方法ですが、クリニックによってやり方が異なりますし、本来は出血具合などの反応を観察しながら行うものですからこの限りではありません。参考程度にお願いします。
step
1麻酔クリームの塗布
洗顔後麻酔クリームを塗り上からラップします。30分~60分後、麻酔が効いてきたら洗顔。
step
2消毒
ダーマローラーと肌を消毒します。ローラーの消毒はスプレータイプがおすすめです。コットンなどで拭くと、針に繊維が絡んでしまうので注意。
step
3ダーマローラーを転がす
美容液を塗布し、その後ダーマローラーを転がします。縦、横、右斜め、左斜めとそれぞれ一列に対して5~7パス程繰り返します。何度か美容液を垂らしながら転がします。
出血しますが気にせずコロコロ。
step
4鎮静
血液を軽く拭き取ったら上からシートマスクをしラップをします。その上から保冷剤で火照りが和らぐまで鎮静させます。
step
5スキンケア
ダーマローラー後は保湿と美白に注力してスキンケアをします。また、紫外線対策は万全に。
ダーマローラーは何回使えるのか

繰り返し使えます。だいたい1本で3、4回位は使えます。職場では患者さんに一本買っていただき滅菌して使っていました。
ただ物にもよります。今では一回使い切りが推奨されている事が多いように思います。
大切なアフターケアについて
どんなに効果的にダーマローラーを使っても、アフターケアが悪いと意味が無いどころかより肌に悪いものとなってしまいます。
下記のことに気を付けて、完全に肌が修復されるまでを治療期間ととらえる事が大切です。
気を付けるポイント
- ダーマローラー当日は入浴、サウナを控える
- 喫煙、飲酒を控える
- 紫外線にあたらない
- 美白、保湿ケアを徹底する
- 瘡蓋は無理に剥がさない
- メイクはしばらく控える
また、元々肌が敏感だったり、肝斑体質の人、ホルモンバランスが安定していない時はやらない方が良いです。
最後に
レーザーと違いダーマローラーは材料さえ揃えば誰でもお家でクリニックと同じケアができます。
しかしやり方が間違っていたりアフターケアを怠ると悪い結果になりますので注意してください。
そしてこの記事はセルフダーマローラーをゴリ押ししているものではありません。元々セルフで行っている方やこれからやろうとしている方の参考になればと思い執筆したまでです。
ー以上です。