ニキビ跡の治し方

ヴェルベットスキンとは?ダーマペン、マッサージピール単体との違い

2021年6月24日

ヴェルベットスキンとは?ダーマペン、マッサージピール単体との違い

 

艶子
ヴェルベットスキンって何?ダーマペンとマッサージピールとは何が違うの?

 

こんにちは。元美容外科カウンセラーのちゅる美です。

ダーマペンとマッサージピール(PRX-T33)を組み合わせたヴェルベットスキンはそれぞれの利点を生かした美容医療の1つ。

しかしそれぞれを単体で行った場合と両方合わせて行った場合とでは少々施術のやり方に違いがあります。故に人によってはヴェルベットスキンだとちょっと物足りなかった、という意見も散見されます。

ダーマペン本社の施術マニュアル、そしてPRX-T33の施術マニュアルを元に施術のやり方について簡潔にまとめました。

これを知ると自身の肌に合った施術を選択する助けになると思いますし、受けた事のある方でしたら、その体感の違いの理由もお分かりいただけるかと思います。

 

この記事の信ぴょう性

記事を書くにあたり「ダーマペン本社の内部資料」、「PRX-T33の資料(こちらは一般公開されています)」を基にまとめています。クリニックによっては独自のノウハウにより若干やり方や設定を変えている場合があります事をご理解下さい。

PRX-T33の圧力の数値に関しては資料に記載はありませんでした。よって、いくつかの海外クリニックによるデモ動画で紹介されていた数値を記載しました。正しく行っている病院では体感として確かにこの程度の圧で行っていましたので、数値の信ぴょう性は高いと思い、併せて記載する事にしました。

ヴェルベットスキンとは?ダーマペン、マッサージピール単体との違い

PRX-T33の資料

ヴェルベットスキンとは?ダーマペン、マッサージピール単体との違い

ダーマペン本社の内部資料

 

 

ヴェルベットスキンとは

ヴェルベットスキンはダーマペンマッサージピール(PRX-T33)を併せた美容施術です。

ダーマペンによるニードリングで皮膚に孔を空け皮膚の再生を促します。孔の空いた皮膚は薬剤の浸透が良くなっている状態。そこにピーリング剤をしっかり入れ込む事で真皮深層に作用しコラーゲンを再生させ、相乗効果を図ります。

  • 併用によりコラーゲン生成促進効果アップ
  • 穿孔によりPRX-T33の吸収効率アップ

用いるピーリング剤はトリクロロ酢酸(TCA)を有効成分としたWiQoの製剤。コウジ酸配合により、メラニン生成抑制、活性酸素抑制、糖化によるAGEsの産生を抑制し、美白効果を発揮するとされています。

 

マッサージピールとは

引用元:WiQo

 

併用により、施術直後から単体使用以上の効果が得られるそうです。

 

ヴェルベットスキンのやり方

 

step
1
ダーマペン4

・穿刺深度は基本0.2㎜。場合により患者の反応(痛み、赤み)を鑑み、深度0.5㎜程度まで施行。
※これ以上の深度では刺激が強すぎる為行ってはいけない。

・施術部位を一定範囲に分け、潤滑剤としてヒアルロン酸を塗布し、一定範囲ごとに4方向(縦→横→斜め→逆斜め)穿刺する。この際必ず一定方向(右から左、上から下など)で行いジグザク動作は避ける。
※円を描く動作は推奨しない。

 

step
2
マッサージピール(PRX-T33)

・適所の一定範囲ごとに0.05~0.1cc程度1回のみ軽く塗布し、水を含んだコットンで素早く拭き取る。これを部位ごとに順番に(額→フェイスライン→顎→鼻下→鼻→頬 など)行う。
※塗布の際マッサージは行わない。

 

ちゅる美
ヴェルベットスキンの場合、ダーマペンは穿刺深度が浅く、PRX-T33は1回だけ軽く塗布する程度。しかし単体使用以上の効果が得られるそうです。まぁ、肌悩みによってはそうとは限らないと思います。

 

ダーマペン、マッサージピール単体のやり方

ダーマペン

・穿刺深度は皮膚の厚み、部位、目的に合わせ0.3~3.0㎜で調節。

・施術部位を一定範囲に分け、潤滑剤、または目的に合わせた製剤を塗布し、一定範囲ごとに4方向(縦→横→斜め→逆斜め)穿刺する。この際必ず一定方向(右から左、上から下など)で行いジグザク動作は避ける。
※円を描く動作は推奨しない。

 

マッサージピール(PRX-T33)

・適所の一定範囲ごとに適量を塗布し、1.5~2.0kgの圧をかけながら押し込む(揉み込む)ようにスライドさせ浸透させる。
※圧が弱いと効果半減

・目で見て望ましい効果(ハリや艶)が出るまで塗布を繰り返す。通常、約3回の塗布が必要。薄い皮膚は1~2回、厚い皮膚は最大5回までとする。これを部位ごとに順番に(額→フェイスライン→顎→鼻下→鼻→頬 など)行う。

・全ての部位に塗布を終えたら、余分な薬剤を拭き取る。

 

マッサージピールの圧

圧のイメージはこんな感じ。

1.5~2.0㎏の圧になるように押し込むようにマッサージしながら塗布します。

 

ヴェルベットスキンとそれぞれ単体、どちらがいいのか

では、ヴェルベットスキンとダーマペン単体、マッサージピール単体、どれが良いのでしょうか。

これについては治療の目的で判断すると良いかと思います。

ダーマペンの部位別の穿刺深度、目的別での狙う皮膚層は下記の通りです。

 

部位別の深度範囲:皮膚の厚さによる分類

部位 薄い皮膚 厚い皮膚
0.3~0.5㎜ 0.5㎜
眉間 0.3~0.5㎜ 0.5㎜
0.3㎜ 0.5~0.8㎜
頬骨 0.5㎜ 0.5~0.8㎜
0.5~1.0㎜ 0.8~2.5㎜
唇周囲 0.3~0.8㎜ 0.5~0.8㎜
ストレッチマーク 1.5~2.0㎜ 1.5~3.0㎜
瘢痕 1.0~1.2㎜ 1.2~1.5㎜
STモード (瘢痕治療) ST(3.0㎜) ST(3.0㎜)
ヴェルベットスキン(ダーマ+PRX-T33) 0.2㎜(場合により0.5㎜程度まで。出血させない範囲で。)

 

狙う皮膚層 施術目的 出血具合
表皮
(厚さ約0.2㎜)
美白
色素沈着
ニキビ
毛孔性苔癬
ほぼ無い
(あっても点状出血)
真皮
(厚さ約2.0㎜)
ハリ・毛穴
若返り
ニキビ跡・瘢痕
ストレッチマーク
脱毛症
点状出血
皮下組織 白いストレッチマーク
白い肥厚性瘢痕
点状出血・流血

 

例えばニキビ跡や普通の瘢痕を目的とした場合、狙う層は真皮層。推奨深度1.0~1.5㎜となっています。

しかしヴェルベットスキンでは深度設定が基本的には0.2㎜(場合により0.5㎜)までなので、これでは狙いたい層に針が届きません。瘢痕は癒着している繊維を断ち切る必要もある為(特にローリング型の場合)この深度では不十分です。

よって瘢痕を目的とした場合はダーマペン単体で深度を1.0~1.5㎜と深くし、加えて適切な製剤をプラスした方が効果が高いと考えられます

 

では毛穴の場合はどうでしょうか。毛穴目的での狙う層は真皮層。推奨深度は記載されていませんが、真皮層を狙うという事は表皮の厚み0.2㎜以上の穿刺が必要という事になります(皮膚の厚さは個人差があります)。

よって、毛穴を目的とした場合はヴェルベットスキンでなるべく最大深度の0.5㎜で行ってもらうか、ダーマペン単体で深く刺し、毛穴に特化した製剤をプラスする、という方法が考えられます。とはいえ毛穴といっても人それぞれ原因や度合いが異なるのでこの限りではありませんが。

 

元々肌にトラブルが無い方で肌管理として受けたい、という程度であれば、ヴェルベットスキンでも良いと私は思います。

 

ちゅる美
とは言っても肌が綺麗な方は攻める系の治療はしない方が良い、と私は思います。

 

信頼できる医師とのカウンセリングの上、最適な施術法を選択してください。

 

さいごに

ヴェルベットスキンは攻めの治療によるコンビネーション施術。故にアフターケアを怠るとかえってシミになる可能性のある施術でもあります。

  • 紫外線の強い夏
  • ホルモンバランスが悪い時

などは施術を避け、なるべく色素沈着、シミ、肝斑発生を防ぐよう肌への配慮も必要です。

そして、美容医療は魔法ではないのでやり過ぎ、適切ではない場合かえってマイナスに働くことがありますのでくれぐれも中毒にはならないようにして欲しいと思います。

 

ー今日は以上です。

 

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ちゅる美

ちゅる美

水野ちえ美(ちゅる美) 日本エステティック業協会認定エステティシャン 【経歴】美顔、痩身、脱毛エステサロン勤務▶美容整形外科クリニックにて美容カウンセラー▶美容ライター

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