
なかなか潰れないからイライラしますよね。
大丈夫!
早く治す方法ありますよ。
美容皮膚科で高い美容治療をしなくても、これさえあれば安価に解決できるでしょう。
皮膚科で処方してくれるダラシン、ディフェリンです。
本記事の内容
- 白ニキビの発生要因
- ディフェリンとダラシンのニキビへの作用について
- ディフェリンとダラシンの塗り方と副作用
- 他のニキビ治療薬のざっくりとした紹介
- ディフェリンを病院以外で買う方法
白ニキビとは
痛くて熱をもった大きなニキビというのは、時間が経てば膿が作られ、プチっと潰せば治っていきます。
一方「白ニキビ」というのは非常に頑固で治りずらいニキビです。
「白ニキビ」といっても、このような膿が表面に表れているようなものではありません。
これは「黄ニキビ」といわれているもので、毛穴が細菌などによって炎症を起こし、そして膿が溜まった状態のニキビと言います。
私が本日述べたい「白ニキビ」というのは、表に膿を確認することが出来ず、色味を持たないプチプチと膨らんだ小さなニキビの事を言います。
以前私のフェイスラインに10個程「白ニキビ」の集団が発生したので、その写真を載せておきます。
「ニキビの赤ちゃん」、「面皰」とも言われています。
毛穴が皮脂や汚れによって塞がれてしまい、毛穴の中に皮脂や角質などの汚れが溜まっている状態の事を言います。
痛みや痒み、熱感などはほとんどありません。
そのまま小さく消えれば良いのですが、悪条件が揃ってしまうと大きな炎症性ニキビへと変わってしまいます。
なかなか芯が見えてこないので通常のニキビと違って治るのに時間がかかり、いつまでも顔にある状態です。
2.3個ならまだしも、いくつもの集団となって出来る場合が多いので非常にやっかいです。

いつよくなるのか、先が見えない非常にムカつくニキビだわ。
毛穴に皮脂や角層のたんぱく質が詰まったもの。それが白ニキビです。
白ニキビの原因とメカニズム
白ニキビというのは、冒頭でも述べたように「ニキビの赤ちゃん」と呼ばれており、上手くいけばそのまま治っていきますが、悪化して炎症性のニキビへと変化する可能性も潜んでいますので、小さいからといって侮ってはならないニキビです。
お肌のターンオーバーの遅れによる角質肥厚により、毛穴が詰まってしまって皮脂の排出がスムーズにいかないと、このような白ニキビが形成されてしまいます。
また、皮脂の過剰分泌、肌の乾燥なども毛穴を詰まらせる原因となり、結果的に白ニキビを作ってしまいます。
白ニキビの治し方
かといって白ニキビを治す事を諦めたりはしないでください。
今の状態よりもグっとよくする方法があります。
もちろん美容クリニックでのレーザー治療やピーリングも効果的ではあるのですが、それよりもコストが低く、クリニックへ何回も通院しなくても良い方法です。
外用薬のディフェリンゲルとダラシンを使う方法です。
ディフェリンとは
ディフェリンゲルは、「アダパレン」という化合物が主成分のニキビ治療の為のゲル。
ビタミンA誘導体のクリームとして有名な「トレチノイン」というのを耳にした方もいると思いますが、アダパレンはこのビタミンA誘導体(レチノイド)と似たナフトエ酸誘導体というものです。
ディフェリンは毛穴の詰まりの改善を目的として作られています。
そもそも毛穴が塞がれてしまう事がなければ皮脂はスムーズに排出され、重症なニキビになることはありません。
ディフェリンは過剰な皮脂の分泌や毛穴の詰まりに作用することで、小さな毛穴の詰まりから、白ニキビ、黒ニキビを治療します。
すでに炎症しているニキビを治療することはできませんが、ニキビがまだ赤ちゃんのうちに使う事で、痛い炎症性のニキビに発展するのを予防してくれます。
実験では、トレチノイン同様、角質剥離作用もある事がわかっています。
そうすると、トレチノインとディフェリンは同じ作用なんじゃないかっと思いがちですが、作用機序は異なります。
ディフェリンはニキビ治療薬として厚生労働省の許認可を取得していますので、ニキビ治療として保険が適用されます。
ダラシンとは
クリンダマイシンが主成分のリンコマイシン系の抗生物質です。
細菌のたんぱく質合成を阻害することで、抗菌力を発揮。
ニキビを悪化させるアクネ菌やブドウ球菌を殺菌・除去しますので、赤みや腫れを改善し、炎症性の赤ニキビを減少させます。
細菌による化膿性炎症をともなう尋常性ざ瘡の治療によく用いられている外用薬です。
ジェネリックとして、「グリンダマイシンゲル」というのもあります。
ディフェリン、ダラシンの使い方と副作用
「ディフェリン」と「ダラシン」という二つの外用薬ですが、私は憎き白ニキビの治療として絶対なる信頼をおいています。特に皮脂分泌が過剰になりやすい生理前には予防として欠かさず使うようにしています。
ディフェリンの塗り方
夜の洗顔後、何もつけていない肌の状態で、気になる部分にのみ塗布。
塗ってから3分程経過後、化粧水やクリームなど、いつものスキンケアを行います。
ただ、使い始めの頃はディフェリン特有の赤味や痒み、ヒリヒリ、乾燥といった副作用が生じます。
これは使用を続けていくうちに肌が慣れてきますので安心してください。
ただ乾燥が酷い場合は、先に化粧水などを塗ってからその後に使用するのも有りです。
ただこの方法はあまり推奨されていません。
効果が弱まる、というのが理由ではなく、先に保湿剤を塗る事でディフェリンが正常な肌の部分に拡散してしまうからっというのが理由だそうです。
なるべく使用部分を最小限にする為にも、一番最初に使ってから化粧水などを付けましょう。
ディフェリンを使っていると、毛穴にこもっているニキビの膿や芯が押し出され、洗顔などがきっかけで潰れる事があります。
そうなったら、ダラシンの出番です。
ダラシンの塗り方
デイフェリンを塗ってから使用します。
肌全体に塗るのではなく、潰れてしまった部位だけに塗布。
3分ほど経過し、お薬が乾いてきたらいつものスキンケアを。

私はこのダブル使いをする事で白ニキビの数を減らせました。
あんなに美容皮膚科でレーザー治療してお金も使ってきたのに、処方箋のこの外用薬だけで良くなるなんてスゴイっと感動したものです。
私の肌には合っていたみたいです。
余談:過酸化ベンゾイルについて
ニキビ治療は日進月歩。
薬も日々進化します。
しかし、日本の保険診療で使用できる「ニキビ治療薬」というのは世界基準から数十年遅れているのが実情です。
世界では普通に処方されていた「ディフェリンゲル」が2008年にやっとニキビの保険診療で処方できるようになった事を考えると本当に遅れをとっていますね。
さて、皆さんはすでにご存じかと思います、ベピオゲル。
2015年4月から、「過酸化ベンゾイル」という成分が入ったニキビ治療の新薬「ベピオゲル」というのが保険適用となり、世界基準でのニキビ治療が出来るようになりました。
ベピオゲルは抗菌作用と角質層剥離作用によってニキビを治療する外用薬で、今ではディフェリンよりも優先して処方される事が多くなっています。
ベピオゲル中の過酸化ベンゾイルは、フリーラジカルがニキビ菌を直接攻撃して殺菌してくれますの抗菌効果を発揮してくれます。
そして、ベピオゲルの成分であるBPOが角質細胞の結合を緩めることで角質が剥離しやすくなるんです。
更に、2015年5月から過酸化ベンゾイルに抗菌剤がプラスされた、にきび治療薬デュアック配合ゲルが保険診療で使うことが可能となりました。
こちらは過酸化ベンゾイルにダラシンTゲルの主成分クリンダマイシンを加えた外用薬です。
こちらも抗菌、角質剥離効果に期待できるお薬です。


どの治療薬もニキビ対策としては同じですが、副作用の症状の出方に違いがあります。
詳しい事は別の記事にて説明するとしましょう。
病院以外でディフェリンを買う方法
ディフェリンは病院で処方してもらうお薬ですが、輸入代行でも購入できます。
コロナ渦において病院へ行くのが嫌だった私は、いつもお世話になっているオランダ屋で購入。
ご参考までに。
まとめ
いかがでしたか。
ニキビの治療は、まず皮膚科で保険診療。
病院での処方箋は進化しているので、根気強く続けてみてくださいね。
ディフェリンとダラシンの組み合わせで、白ニキビがよくなりますように。